オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフで大規模な白化現象が起きています。グレートバリアリーフ海洋公園局が8日に確認しました。白化現象は世界の気候危機やエルニーニョ現象によって引き起こされた海水温の急激な上昇が原因とされます。
グレートバリアリーフで大規模な白化現象が確認されたのはこれで7回目。2016年以降の8年間で5回目の発生でした。
グレートバリアリーフ海洋公園局とオーストラリア海洋科学研究所は、同海洋公園の3分の2の範囲を上空から調査しました。その結果、グレートバリアリーフ全域で大規模な白化現象が起きていることを確認しました。
こうした白化現象の進行は、この1年の間に世界各地のサンゴ礁でも伝えられていました。